下鼻甲介粘膜焼灼術とは


鼻閉の治療について

口を閉じても呼吸できますか?鼻で呼吸することは人間にとっては大切なことです。鼻は免疫の関門であるため、鼻で呼吸することでウイルスなどが体に入りにくくなります。口をずっと開けていると口腔内が渇き、虫歯にもなりやすくなります。
鼻閉といっても原因は色々あります。よくあるのはアレルギー性鼻炎ですが、そのほかにも副鼻腔炎、肥厚性鼻炎、鼻中隔湾曲症などがあります。原因に応じて対応させて頂きます。

CO2レーザーについて

当院ではCO2レーザーを導入しています。鼻の粘膜をレーザーで炙って粘膜を縮ませて鼻通りを良くする治療( 下鼻甲介粘膜焼灼術 )が可能です。
鼻の形、粘膜の性状によって適応があったりなかったりしますので、ご興味がある方は一度ご相談ください。
手術は日帰りで、1時間から1時間半かかります。時間の大半は鼻の粘膜への麻酔のためです。術後しばらくして鼻の粘膜がむくんだり大きな鼻くそ(痂疲)がつくので一旦鼻閉は増悪します。徐々に3,4週ほどかけてむくみが取れ、痂疲がつかなくなり、鼻閉が改善していきます。
よくも悪くも粘膜表面をレーザーで炙るだけなので大出血などの大きな副作用はありませんが、効果を感じられない方もおられます。ご了承ください。