院長のつぶやき

予約システムについて  2024/2/21

我々のクリニックではネットでの順番予約制を採用しています。(ワクチンや発熱外来は電話で時間指定で受付しています。)
待ち時間が少なくなるようにスムーズに予約順に診察できるように試行錯誤を繰り返していますが、どうしても患者数が多いときはお待たせしてしまうことになります。
逆に、土曜の9時45分からの10分間程院内に患者さんが誰もいない…画面では60人待ちなのに…早く来て…おーい…ということもよくあります。
ですので、1~10の早い順番をお取りになられたのなら9:15前後にはクリニックにお越しください。11~20なら9:30頃を目安にお越しください。
(そして…早く来ないなら、早い順番をとらないで…)
空いている日は予約なしでお越しいただいてもそこまで待ち時間発生しないと思いますが、土曜や連休明けなどは待ち時間がかなり発生する可能性があります。受付で文句を言われても困ります。予約してお越しください。
発熱されている方は事前に電話で予約お願いします。別室で診察させていただきます。

 

子連れ受診について

大人の方が小さなお子さんを連れて受診される時や、小さなお子さんが複数人おられる場合、可能であればベビーカーで来院していただきたいです。大人の方が聴力検査やレントゲンなどの検査を行う際、検査室にはお子さんは入れないのでスタッフが預からせていただきますが、ベビーカーだと抱っこしておく必要がなくてありがたいのです。また、複数人のお子さんが受診の場合、お子さんAが受診の時に大人の方の膝に乗せて診察を受けるとなると、その間お子さんBをスタッフが預かることになるので…やはりベビーカーだとありがたいです。もちろん、ベビーカーがなくとも対応させていただきますのでご安心ください。ベビーカーでそのまま院内に入れます。


保護者の方におねがい

開院して依頼、たくさんの子どもの患者さんに来てもらっています。よく来るお子さんの中には、就学児でなくても一人で座って処置を受けてくれる子もいます。暴れまわって保護者やうちのスタッフに押さえられてみんなで汗かきながら処置していたようなお子さんが徐々に慣れてきて最終的に一人デビューした時は我々も保護者の方々と同じくらい嬉しいです。
痛み・恐怖のないように我々も頑張りますので、悪いことしたお子さんに「そんなことするなら耳鼻科連れていくで!」というようなお仕置きの文言に使用しないようにお願いします!

子宮頸がんワクチンはじめました

今、20~30代の若い女性に子宮頸がんが増加しています。
子宮頸がんの主な原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)感染なのですが、その感染をワクチン接種によって予防できます!
小学6年生から高校1年生女子は公費(無料)で接種できます。それ以外の年齢・性別の方も自己負担で接種できます。婦人科や小児科には行きにくいけど耳鼻科なら受診しやすくないですか?
HPV感染を減らし、子宮頸がんを減らすことで、若くして子宮を失うことになったり、亡くなる女性を減らしたいと考えています。
また、男性にとってもHPV感染は脅威です。なぜなら、近年口腔へのHPV感染も増加しており、中咽頭癌の原因の一つだからです。
HPVのせいで生じた中咽頭癌は放射線治療・抗がん剤で比較的治りやすいとはいえ、辛い治療が必要なのは間違いありません。ワクチン打つくらいで防げるならこんなに有り難いことはないです。
要するにHPV感染予防は女性にとってはもちろん、男性にも重要なのです。
是非、HPVワクチン接種をご検討ください。

鼻閉の治療について 

口を閉じても呼吸できますか?鼻で呼吸することは人間にとっては大切なことです。鼻は免疫の関門であるため、鼻で呼吸することでウイルスなどが体に入りにくくなります。口をずっと開けていると口腔内が渇き、虫歯にもなりやすくなります。
というわけで鼻閉でお困りの方は、当院で治療されてみてはいかがでしょうか。鼻閉といっても原因は色々あります。よくあるのはアレルギー性鼻炎ですが、そのほかにも副鼻腔炎、肥厚性鼻炎、鼻中隔湾曲症などがあります。原因に応じて対応させて頂きます。
そして…この度、CO2レーザーを導入いたしました!鼻の粘膜をレーザーで炙って粘膜を縮ませて鼻通りを良くする治療(下鼻甲介粘膜焼灼術)が可能になりました。鼻の形、粘膜の性状によって適応があったりなかったりしますので、ご興味がある方は一度受診してみてください。

耳掃除について

耳掃除のしすぎは良くないとテレビなどでお聞きになったことはありますか。耳掃除をしすぎると、外耳炎や外耳道癌を引き起こすことがあるからです。しかし、耳掃除が癖になるのには科学的な理由があります。耳には迷走神経という神経が走っているため、耳掃除していると気持ちよくなって、ついついやってしまうのです。腕の皮膚なら、掻きすぎたら状態が見えるので自分で止めることもできますが、耳は見えないのでこれもついついやりすぎてしまう理由かもしれません。 外耳炎と一言で言っても程度は人それぞれで、外耳道の皮膚が赤くなっているだけだったり、外耳道の皮膚が腫れ上がってふさがってしまったせいで耳が聞こえなくなったり、外耳にカビが生えて白いカビの胞子がルンルンとわいていたり、様々です。前述したとおり、外耳炎を繰り返した結果、外耳道癌になってしまうこともあります。 また、掃除しているつもりでアカを奥へ奥へ押し込んでしまっていることもよく見受けられます。その結果、耳アカが耳栓となって、耳が聞こえにくくなってしまいます。
毎日ギュウギュウ押し込んでいるので耳アカがかちこちに固くなってしまい、取る方(医師)も取られる方(患者)も大変!なんてこともよくあります。
耳アカは押し込まれていなければ、掃除しなくとも自然に落ちていくので耳掃除は基本的にはそんなに必要はありません。耳アカのタイプによっては自然に排泄されていかないこともあるので、耳アカが溜まってしまった場合は躊躇なく当院にご相談ください。
外耳炎になってしまったかも?という時ももちろんご相談ください。

目のかゆみについて

当院では花粉症による目のかゆみに対して抗アレルギー剤の目薬の処方もしています。
内服薬だけでも目のかゆみは和らぎますが、目薬でさらに目の症状が改善するのは間違いありません。逆に内服薬+点眼で目のかゆみが治まらない時は目薬の使い方を見直してみてください。
用法通り1日4回だいたい決まった時間に使っていますか?かゆみ止めだと思って痒い時にだけ点眼しているのでは薬の効果が発揮しきれません。だまされたと思って毎日4回だいたい決まった時間に使用してみてください。そして、花粉から目を守りましょう。ゴーグル型の眼鏡・つばのついた帽子、洗眼も効果的です。それでもダメならお薬を変更しますのでご相談ください。それでも痒くて我慢ならないときは…餅は餅屋、眼科に行きましょう!

学校医やっています。

母校の西須磨小学校・高倉台幼稚園をはじめ、須磨区内の保育園・幼稚園・小学校・中学校の学校医をやっています。春や秋にひょっこりお邪魔して子どもたちの耳や鼻を検診しています。この間西須磨小学校での検診から徒歩で帰ってきたのですが、ちょうど小1の下校時間にかぶったため、何人かのお子さんから話しかけられました。
「あー!病院のせんせいやー!」
「どこかえるんー?」
「僕いまから習字やねん!」
「あたし今から学童やねん!」
…などなど。この子どもたちが大人になる頃にはもっと良い社会になっているように、大人の一人として自分の出来ることを毎日頑張ろうと思ったのでした。