子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)

今、20~30代の若い女性に子宮頸がんが増加しています。子宮頸がんの主な原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)感染なのですが、その感染をワクチン接種によって予防できます!
婦人科や小児科には行きにくいけど耳鼻科なら受診しやすくないですか?
小学6年生から高校1年生女子は公費(無料)で接種できます。
キャッチアップ世代(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性も2025年3月までなら公費で接種可能です。
それ以外の年齢・性別の方も自己負担で接種できます。

なお、自費の場合当院では4価ワクチン1回15500円、9価ワクチン1回26000円です。

HPV感染を減らし、子宮頸がんを減らすことで、若くして子宮を失うことになったり、亡くなる女性を減らしたいと考えています。
また、男性にとってもHPV感染は脅威です。なぜなら、近年口腔へのHPV感染も増加しており、中咽頭癌・喉頭乳頭腫の原因の一つだからです。HPVのせいで生じた中咽頭癌は放射線治療・抗がん剤で比較的治りやすいとはいえ、辛い治療が必要なのは間違いありません。ワクチン打つくらいで防げるならこんなに有り難いことはないです。
要するにHPV感染予防は女性にとってはもちろん、男性にも重要なのです。
是非、HPVワクチン接種をご検討ください。接種希望の方はまず電話予約お願いします。

※※ところで、一時期、子宮頸がんワクチンは副作用が甚大で怖いワクチンだ!神経に作用して歩けなくなる!という噂が流れましたよね。結論から言うとあの噂は誤りです。名古屋で大々的な調査が行われ、ワクチンを打った群と打っていない群において、いわゆる”副作用”とされる症状の発現率が変わらない、つまりワクチンのせいで”副作用”とされる症状が起こったのではないということが統計的にちゃんと証明されています。マスコミは衝撃的なことはどんどん教えてくれますが、それが間違いだった時にちゃんと教えてくれません。いつものよくあることです。あいつが犯人だ!と騒ぐだけ騒いでそうじゃなかった時訂正してくれないじゃないですか…。デマのせいで守れる命守れる未来が守れなくなるのは許しがたいと思います。ワクチンでHPV感染を予防し、子宮頸がんを予防しましょう。ちなみに、院長もむかーし、自費で打ちました。なーんにも副作用なんてなかったよ。(しかしかなり昔のことで痛かったとかそういうのは覚えていません…)