副鼻腔炎

急性副鼻腔炎:発症から4週間以内のものを言います。鼻閉・鼻水・後鼻漏・咳・頭痛・頬部痛を伴います。
ひどいときは鼻の中を見るだけで診断出来ますが、軽度の場合はレントゲンやCTを撮影してみないと分からないことがあります。治療は抗生剤の内服です。目が腫れるくらいひどいときは点滴も行います。
慢性副鼻腔炎(ちくのう):症状が3ヶ月以上続くものを言います。症状は鼻閉・鼻水・後鼻漏・嗅覚障害などです。
ひどい人は鼻の中にポリープ(鼻茸)が出来ていることもあります。片側性の場合は歯が原因だったり真菌や腫瘍が原因の時もあります。
治療の第一段階は内服治療です。改善がない場合は手術加療も検討に入れる必要があります。両側性の副鼻腔炎の場合は困ってなければ、手術までする必要はありません(片側性の時は原因によります)。
治療方針を決定するに当たって、死ぬ病気ではないので、「本人がどれくらい困っているか」が一番重要です。一緒に相談して決めていきましょう。

お子さんが鼻が詰まってしんどそうなときは遠慮なく鼻処置だけにいらしてください!