下鼻甲介粘膜焼灼術

鼻閉で困っている方のための治療です。
鼻の粘膜をレーザーで焼灼することで鼻の中の空気の通り道を広くする治療です。
焼き肉で肉を焼いたら肉が縮むのと同じようにイメージして頂いたら分かりやすいかもしれません。

当日の施術の流れとしては、①麻酔の薬をしみこませたガーゼを鼻内に入れて10分ほど待つ→②ガーゼを取り出してまた薬をしみこませたガーゼを入れて10分ほど待つ→③またガーゼを取り出してガーゼを入れて10分ほど待つ→④レーザーで両鼻の粘膜を15分ほどかけて焼く→⑤カメラで内部を確認して終了、というような感じになります。なお、普段の診療時間の中で行いますのでその日の混み具合によって多少ガーゼを入れている時間が前後することがあります。
術当日の夜くらいから鼻の粘膜は反応性に一旦腫れます。また、後日大きな鼻くそ(痂皮)が鼻の粘膜にこびりつくのでそのお掃除に来て頂きます(術後2週間の間に数回程度)。
3週間くらいで鼻の粘膜は落ち着いてくるので、そのあたりから鼻閉の改善を実感できます。

残念ながら100%の方に効果があるという訳ではありませんが、効果が実感出来た場合は1~3年程度持続します。
花粉症の方は花粉の飛散時期を避けて施術します。
保険適応で、1万円前後でできます。ご興味がある方はご相談ください。

重要なのでもう一度言いますが、鼻汁ではなく鼻閉でお困りの方の治療となります。
鼻水でお困りの方で、ダニ・スギが原因のアレルギー性鼻炎だと診断がつけば、舌下免疫療法が適応となります。